婚活は以外と否定をされる場でもある!
婚活が辛いと思った時の自分を肯定する方法

婚活をしていると、良い事ばかりではなく、むしろ悩みや辛い事というのがどうしても出てきます。

「婚活を1年以上続けてるけど、いい人に巡り合えない」
「孤独に耐えきれず、自宅で大声上げて泣いてしまった」

自分が一生懸命活動しているのに、相手に巡り合えないことは、本当に辛いですよね。
そんなときは、自分がどこに向かって努力すればいいのか分からず、どんどん気落ちしてしまいがちです。

しかし、そのような気持ちを引きずって婚活を続けていても、相手に必死さが伝わりかえって上手くいかなくなってしまいます。
落ち込んだときこそ、自分を肯定してあげることが必要です。

今回は、婚活が泣くほど辛いと感じている方向けに、自分を肯定して再び婚活に臨めるメンタルを作る方法をご紹介します。

自分を改める覚悟を「ゆるく」決める

まず最初にやらなければいけないことは、今までの自分が持っていた考え方を変える「覚悟をする」ことです。
といっても悲壮感のあるものではなく、あくまでもゆるやかな気持ちで、自分と向き合っていきましょう。

自分を「許す」ことを覚えよう

婚活に煮詰まってしまう人の多くは、「自分の何がいけなくて上手く行かないのか、どうしても分からない」と話しているケースを見かけます。
これは、今までの経験や失敗で心ががんじがらめに縛られてしまい、自信を失っている状況です。

しかし、誰にでも失敗はありますし、恋愛をしていたとしても自分にとって良い相手を見定められるかどうかは分かりません。
他人は他人の意思で行動しますから、自分の思い通りにいかないのは当たり前のことです。

にもかかわらず相手ではなく自分を責めているあなたは、きっと優しい人。
何も悪いことはしていないのですから、見えない相手のことを考えられるあなた自身を「すごいね」と褒めて、許してあげることから始めましょう。

許すとは、どういうことを言うのか

そうは言っても、自分を許すということがどのような状態を意味しているのか、言葉だけを聞いて想像するのはつかみどころがありませんよね。
心理カウンセラーの心屋仁之助さんによると、自分を許すという行為は、とにかく「許す」ことでしか実現できないものと説明されています。

禅問答のような話ですが、自分を許しましょうと説明したとして、もしあなたが「いや、許せない」と答えたとしたら、自分を「許したくない」と思っている状態です。

しかし、自分で自分に「(そんな自分を)許します」と言うと、その段階で許されてしまうわけです。
この状態を心屋さんは、眼鏡を探している人に誰かが「頭の上にある」と指摘したとしても、その人は「無いんだよ!」と怒り続けている状態だと比喩しています。

要するに、許す許さないというのは、あなたが勝手に持っている「自分に対する思い込み」を手放すかどうかを問われているのです。

あなたの中身は変えず、相手に求めるものだけを変える

許すということは、ある意味で自分本位になることを意味します。
「どうしてこんなに私は結婚できないのか」と思い悩んでいる苦悩だったり、「結婚相手に選ぶならこんな人は嫌だ」と考えている条件だったりと、自分が持っているたくさんの「こんな」を、いったん全部捨てることになるからです。

それは時として、一般常識や親の言うことなどからは大きくかけ離れた考えかもしれません。
しかし、そうやってあらかた心の中を整理していくと、いくつか捨てずに残っているものがあることに気付きます。

それが、現段階であなたが譲れない「こんな人と結婚したい」という条件の青写真になります。

大切なことは、あなた自身の中身を「姿形が見えない将来の結婚相手」に向けて必死にカスタマイズするのではなく、今のあなたが相手に求めるものを一度見直すために「自分を許す」という過程をはさむことです。

人間は、悩み続けているといつしか本筋とは関係のないことまで気になり出す生き物です。
そうして、そもそも自分がどうしてこんなに苦しんでいるのかさえ、いつの間にか忘れてしまいます。

自分を変えることは確かに大切ですが、自分の存在そのものを否定することはいけません。
まずは、あなたがあなた自身を大切にして、よく頑張ったねと素直に褒めてあげましょう。

罪悪感や悩みが心の中から消えるまで、今まで闘ってきた自分を理屈抜きで褒めたたえたら、再び婚活に臨む気力も回復しているはずです。

自分がなぜ婚活を辛いとを感じているのか、その理由を特定しよう

気持ちを切り替えたら、どうして婚活が辛かったのか、自分でその理由を特定する必要があります。
もちろん直接の理由は「理想の相手が見つからない」ことですが、より深く掘り下げてみると、意外な事実が見えてくることもあるのです。

その辛さは自分のせい?相手のせい?

根本的な部分ですが、あなたがかつて辛さを感じていた理由は、自分にあったものでしょうか。
それとも、自分を認めてくれない相手にあったものなのでしょうか。

結論から言えば、自分自身で辛さを作り上げているケースがほとんどです。

理想の相手に対して妥協しない婚活は、焦りやギャップを生み出します。
一例として、よく婚活市場で言われるハイクラス案件、いわゆる「年収800万円以上」の方々を例に挙げましょう。

婚活の現場において、年収800万円以上を稼ぎ出す異性は決して多くありません。
その限られたパイを巡って、婚活市場で日々自分を磨いている方も少なからず存在しています。

しかし、その方向性が正しいかというと、必ずしもそうとは言えないように思います。

というのも、そもそも高額の年収を稼ぎだしている方なら、自分で出会いの機会を設けることも可能でしょうし、どちらかというと自分が「相手を自由に選べる立場」だと考えることは想像に難くありません。

現実には高額所得者とのマッチングを狙うのは難しいにもかかわらず、いつまでも理想を引きずってしまう。
そして、相手が決まらないまま過ごしている自分に焦りを感じ、ますます孤立感を深めていく。
気が付いたら、自己否定を繰り返してしまう日常のループ。

このような状況は、果たして自分を認めてくれない高収入の異性に問題があると言えるのでしょうか。
ここまでお読みいただいた方なら、少なくともこの例においては、大多数の方が自分の側に原因があると考えるはずです。

つまり、自分の婚活に対する意識を上手く切り替えることができれば、泣くほどに悩む必要はそもそも無いことが分かります。

条件が合わないのか、フィーリングが合わないのかによって対処法は異なる

婚活でマッチングできない理由を大ざっぱに分けると、お互いの条件が合わないのか、それとも実際に話してみてフィーリングが合わないのかという2点に絞られます。
そして、後者よりも前者の方が、自力で対処するのが難しいと思われます。

フィーリングについては、お互いに緊張している状態で話した場合など、婚活においては第一印象だけで判別できないことも多く、時間をかけて交際を続けることで関係が改善されたケースは少なくありません。

しかし、条件は言わば「最初の入口」なので、この段階でハネられると関係改善はおろか、そもそも関係性自体が生まれません。

年齢制限などがあった場合など、その時点で選ばれる対象にすらならないというのは、分かっていても心にダメージをじわじわと与えていきます。
それと同じことを、自分自身が相手を選ぶ基準として据えているのなら、永遠に希望の相手は回ってきません。

つまり、自分の交際相手に課した条件が問題で婚活が上手くいかない場合は、あなた自身のハードルを下げる必要があります。
そして、実際にハードルを下げてみたとしても、あなたの身の回りの生活には当面何の支障もないことに気付くはずです。

どんなことにも「100%」はほとんどない

婚活に限らず、どのようなことにも「100%」という確率が適用される例はほぼありません。
それは、自分自身が心底ほれ込んでお付き合いした異性であっても同様です。

条件が合致したと思って付き合った相手であっても、当初は想像もしなかった交際相手の隠れた性格や意外な趣味を見つけてしまい、時として自分の理想が打ち砕かれてしまうこともあります。

しかし、あなた自身も相手に同じような印象を与えているかもしれません。
逆に言えば、条件の大半は「目に見える」ものに過ぎず、実際のところは誰でも交際してみなければ分かりません。

極端な話、交際相手の現在の年収が300万円に満たなかったとしても、1年後に大金をつかむ可能性だって0ではないのです。
どうしても条件を妥協できないと考えている方は、未来はいつだって不確定要素に満ちていることを理解し、一度ゼロベースで見直しをかけてみましょう。

自分が相手に求める条件を、あらためて見直してみよう

結婚相手に求める条件を見直す段階に入ったら、自分が相手に求めている条件を、いったん全部書き出してみます。
自分が相手に求めている条件を可視化してから、中身を見て「こんなにあったっけ?」と疑問に思うことは珍しくありません。

もしもあなたが、同じような条件を自分に期待されていたらと考えると、そっとするかもしれませんよ。

もはや年収は、結婚条件の上位には含まれていない

バブル時代の価値観の一つに「三高」と呼ばれていたものがあります。
それは、女性から見て男性が「高学歴・高年収・高身長」であるという条件です。

先に一例として挙げた年収を条件に挙げているケースでは、その名残もあるのでしょうが、交際相手、特に男性に生活力を求めるケースは現代でも少なからず存在しています。

ただ、現代でその価値観が交際相手に求める条件の上位に入っているかと言えば、決してそうではありません。

結婚相談所を運営している株式会社パートナーエージェントの調査によると、結婚を希望している20代後半~30代前半に「結婚相手に求める条件」を聞いたところ、上位5位の中に一定の収入額を挙げる女性はいませんでした。

具体的には、1位から順に「優しい」・「暴力をしない」・「価値観が合う」・「借金をしない」・「浮気をしない」という条件になっています。
収入云々ではなく、どれだけ自分という人間を大切にしてくれるのかを重視しているということですね。

どうしても妥協できない条件を「たった一つだけ」に絞ってみよう

収入や背丈といった具体的な条件に比べると、優しいとか価値観が合うとかいった条件は、比較的緩やかな条件だと思います。
しかしその分具体性に欠け、実際に会ってみて「こんな人だったんだ……」と落ち込んでしまうこともあると思います。

そこで、一つだけでいいので「絶対に譲れない条件」を具体的に考えてみてください。
例えば「たばこを吸わない人」といった条件でもよいでしょう。

現代において、たばこを吸わない人の特徴について考えてみると、思いのほかメリットがあると思います。

  • たばこは銘柄を問わずほとんど値上がりしているため、定期的に買わないだけでも経済的
  • 特有のニオイがないため清潔感を感じる
  • 肺に煙が入らず、健康リスクが少ないので長く一緒にいられる

ざっと挙げてみましたが、よくよく特徴を掘り下げてみると、これだけでどういう人を求めているのかがある程度見えてきます。
条件は一つに絞り具体的に、そこから派生するイメージは抽象的に捉え、できるだけ多くの人に会ってフィーリングを合わせていくことが大切です。

100回婚活パーティーに参加して、ようやく手にした幸せ

最後に、およそ100回にわたる回数のパーティーに参加するなど、ひたすら婚活と向き合って幸せをつかんだ方を例にご紹介します。
R-1ぐらんぷりの決勝進出経験もある、お笑い芸人の横澤夏子さんです。

横澤さんは、若いうちに結婚相手を決めなければならないと一念発起し、20代から婚活にいそしんできました。

婚活当初は「身長185cm以上」「関東近県に実家を持つ次男」などといった理想の条件を思い描いていたそうですが、わがままを言っていても相手は見つからないことに気付き方針転換します。

その結果、彼女にとって譲れない一つの条件は「土日休みのサラリーマン」ということでした。

4年以上成果が出ないままでしたが、ある時サービスエリアの趣味が一致するお相手が見つかり意気投合。
結婚願望をギャグにするなど、自分の持ち味でアプローチをかけ、最終的に相手からプロポーズを引き出すことに成功しました。

譲れない条件を一つに絞ったことで、相手のユニークな一面を引き出せた好例と言えるかもしれませんね。

副管理人からのメッセージ

自分以外の誰かから存在を否定されるような仕打ちを受けたら、誰だって心が折れそうになりますよね。
誰にも相談できず、一人で泣いてしまうのは、決して恥ずかしいことではありません。

そして、そんな自分を癒すことができるのは、自分以外に他なりません。
自分が考えることは、そのほとんどが自分で決めているのですから。

婚活で素敵な相手を見つけるためにも、自分に優しくすることを大切にしてくださいね。

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