モテそうなのに人気はイマイチ?
美容師が婚活で結婚できない意外な理由

華やかなイメージを持ち、お客さんに美しさを提供する仕事をしている美容師さんは、自分自身の見た目もしっかり整えています。一見、男女ともにモテそうなイメージですが、婚活の現場でそれほど人気があるわけではありません。

実は、美容師という職業は、見た目の華やかさに比べて非常に厳しい職業の一つです。
髪型を失敗できないプレッシャーにさいなまれながら、日夜技術を鍛錬し、プライベートも髪型・ファッションの研究に追われます。

そのため、どうしても仕事一筋になりがちで、気が付いたら結婚から遠ざかっている人も少なくありません。しかし、実際に交際相手として美容師を選んだ場合、他のパートナーでは得られないメリットもたくさんあるのです。

今回は、美容師が婚活で結婚できない理由・美容師と結婚するメリット・幸せな結婚生活を続けるためにできることなどをご紹介します。

美容師は遊び人風でも遊べない!忙しさが結婚を遠ざけている

最新の流行を追い、美しいヘアスタイル・ファッション・メイクなどをしている美容師は、ルックスの面では間違いなくモテる人が多いでしょう。

しかし、そのモテる服装・髪型・雰囲気というのが、自らのセンスだけでなく努力によって得たものだとしたら、どんな印象を持つでしょうか。

お客さんの美容の見本となるべく、美容師は時にプライベートも犠牲にして、実に多くの鍛錬を積んでいます。まずは、その誤解を解消していきましょう。

手に職を身に着ける時間は「営業時間後」

美容師の毎日は、同業者以外には分からないくらい過酷なものです。
一般的なサラリーマンとは違い、お店が夜遅くまで開いていることも珍しくなく、家で勉強することもできません。

技術を磨くためには、店に残り、研修に参加し、カットの練習も行わなければならず、長時間労働が慢性化しています。

その分、本気で美容師としての技術を磨きたいと考えている人にとってはメリットが大きいものの、プライベートが犠牲になっていきます。

美容師としての技術を磨く過程で、日々の接客からコミュニケーションスキルも備わっていきます。婚活向けのスキル・メンタルは全て揃っていても、残念ながら婚活・恋愛にかける時間が後回しになっていくのです。

みんなが休んでいる曜日に働き、みんなが働いている曜日に休む

美容師に限らず接客業はそうだと思いますが、多くの場合、みんなが休んでいる土日祝は稼ぎ時で、みんなが働いている曜日に休みを入れるケースが多いと思います。

土日祝が休みの人とスケジュールを合わせるのが実質的に難しいため、いつまでもすれ違いの日々が続くおそれがあります。

また、仮に休みが取れたとしても、毎日遅くまで技術を磨いている分だけ疲れがたまり、休みの日に何もする気が起きないケースは珍しくありません。

結婚後も仕事中心の生活を続けたいと考える場合は、パートナーに対して家事への協力も求めることになり、できれば家庭に入って欲しいと考える男性・専業主婦を希望する女性から敬遠されてしまいます。

美容師の仕事内容につき、その大変さを理解できる人でなければ、結婚相手に選ばれるのは難しいと言えるでしょう。

プライベートも勉強が必要な仕事の一つ

美容師の休日は、100%自分の自由にならないことがほとんどです。
というのも、日中は練習をお店で行いますが、休日でなければ講習などに参加できないからです。

技術力の低下・知識量の不足は、お店からお客さんが離れてしまう理由の一つです。
その反面、労働時間・残業代の概念が社会全体で問い直され、スタッフに練習・講習参加を強要するのが難しくなりました。

  • 練習が残業に入らないなら、練習しない。
  • 講習が休日出勤にならないなら、参加しない。

これはある意味正しいのですが、そんな美容師に仕事を依頼したいかと言えば、おそらくそのようなことはないでしょう。皆に愛される美容師になるためには、必然的に鍛錬を必要とするため、デートに時間を費やすことさえ難しいのです。

美容師との結婚は悪いことばかりじゃない!結婚相手にはこんなメリットが

このように、美容師を取り巻く環境は、恋愛・婚活向きではありません。
しかし、そんな障害を超えて交際を始めて結婚した場合、結婚相手には数多くのメリットがあります。

美容師として誰かと交際する場合にも、よいアピールポイントとなりますから、以下のメリットを意識して交際を進めてみましょう。

基本オシャレには詳しい

美容師は、髪型やオシャレについてプロフェッショナルなので、たくさんのアドバイスをプロ目線で行ってくれます。仕事をする中で、数多くの人の髪型を見ている分、パートナーに似合う髪型の提案にも説得力があります。

また、一度美容院に足を運ぶと分かりますが、美容院のスタッフはみなオシャレです。
美容師自身がオシャレでなければ、やはりお客さんも不安を感じますし、髪型も含め流行を取り入れたトータルコーディネートをアドバイスできません。

美意識の高さを持つ異性を結婚相手に選ぶことで、年齢を重ねても違和感のない美しさをアップデートできます。人と会う機会の多い仕事に就いている人なら、美容師の感性が好感度を高めてくれるはずです。

相手が気持ちよくなるトークスキル

美容師は、接客業の中でも特に多種多様なお客さんと接する仕事で、接客時間も非常に長い傾向があります。お客さんが特別無口でない限りは会話の機会も多く、雑談しながら髪を切るスキルが求められます。

自分から話を振るばかりでは話が進まないため、面白い話・ためになる話をお客さんから聞くスキルが自然と身に付き、やがてそれが自分の引き出しになっていきます。

よって、自然とトークが上手になるため、家族の会話も弾むことでしょう。

しかし、プライベートでは逆に静かにしていたいと話す美容師も少なくないため、人によってはそのギャップに魅力を感じるかもしれません。

「手に職」は景気を問わない

美容師は華やかですが、ホワイトカラーと言える職業ではありません。
服装によってはホワイトカラーと言えなくもありませんが、やっていることは感性と技術とを掛け合わせた、非常に高度な仕事です。

言い方を変えれば「手に職」を付けた人たちですから、基本的に自分の持つ技術がそのまま信頼となり、お客さんを呼び込んでくれます。

一般的に美容師の年収は低いと言われるものの、独立すると大きく年収にも反映されますし、それだけのスキルがあるなら勤め人としても高収入が期待できます。

もちろん、自分の年齢に応じて客層は変わるかもしれませんが、現代では髪の悩みも多様なため、その気になれば全年齢層がターゲットになります。

美容師という職業のポテンシャルは、非常に優れているのです。

美容師が幸せな結婚をするために必要なこと

美容師が一般人と結婚して幸せになるには、仕事や美容について理解を深めることに加えて、時には家族に協力をお願いする必要があります。

共働きという形を抵抗なく受け入れられるパートナーであれば、問題なく関係を構築できるかもしれません。

オシャレに興味を持ってもらう

美容師側として、パートナーに「自分と結婚してよかった」と思ってもらうためにできることは、オシャレを教えることです。

交際相手が美容師の場合、パートナーはヘアスタイル・ファッションに関する刺激を受けることが多いと思います。

また、一歩踏み込んで、ヘアスタイルのモデルになったり、新しいカラーリングを試したりと、いい意味で実験台になることもあります。美容院で販売されている、比較的高価なシャンプー・コンディショナーを試される機会も多いでしょう。

外出時・イベントなどに、髪のセットをバッチリ決めてあげれば、誰もがうらやむ美しさが手に入ります。

美容師としては、普段から髪をどう手入れすればよいのか、自分で簡単にアレンジする方法はどういったものなのか、こと細かく教えてあげたいところです。

ただ、こういったメリットは、パートナーがオシャレに少なからず興味がなければ、あまりメリットに感じられません。人によっては、そこまで真剣にオシャレしたい気持ちを持っていない場合もあるため、かえって重荷に感じてしまうことも考えられます。

よって、パートナー自身にも、積極的にオシャレについて学ぼうとする気持ちがあった方がよいでしょう。そのような人にとっては、美しさ・カッコよさを長年にわたり保てるわけですから、やはり長い目で見てメリットになるはずです。

独立に関する事情を理解してもらう

美容師という仕事は、一見アーティスティックですが、実際にはガテン系に似た体力が求められます。

長時間の立ち仕事・自分と性格的に合わない客とのコミュニケーション・一度切った髪の毛は元に戻せないことに対するプレッシャーなど、肉体的・精神的なダメージを受けても耐えられるタフさが必要です。

しかも、決して高くはない年収で働き、実力主義で年功序列という流れもありません。
さらには、年齢を重ねてしまうと美容師自体の雰囲気も変わってしまうため、どうしても顧客が限定されてしまう点は否めません。

このような事情から、自分の店を持ちたいと話す美容師は多く、美容師として年収を上げる場合も基本的に独立を想定しなければならないため、必然的に将来独立するかもしれない可能性があります。

パートナーが同じく美容師であれば、二人三脚でお店を運営していけるのかもしれませんが、美容に関する技術がないのであれば別の形でパートナーがサポートに回るかもしれません。

お店の経営が厳しい場合は、時として家計を助けるために働くこともあるはずですから、サポート体制を整えられる柔軟性が必要です。

とはいえ、独立を検討する段階で、美容師とお客さんとのつながりができていることも珍しくなく、経営が急激に厳しくなることは少ないはずです。

パートナーに理解を求める場合は、将来の蓄えなどを想定して、仕事を続ける・新たに始めるなどの選択肢を提案・お願いするというスタンスになるでしょう。

パートナーの両親を説得する覚悟を持つ

ここまでご紹介してきた通り、美容師は非常にストイックな仕事の一つです。
休みなく業務に打ち込み、独立を目指して頑張る姿は、パートナーにとって魅力的に映ります。

しかし、その華やかな雰囲気・コミュニケーションの高さから、美容師側から見て相手方の両親の印象が悪くなってしまう場合があります。しっかり髪型をセットして、スーツやオシャレ着もキマり過ぎているため、簡単に言うと「チャラい」印象を与えてしまうのです。

また、仕事の実情を知っている人からすれば、一般企業とは異なる生活形態・休日を勉強に費やす状況などから、夫婦生活が果たして上手くいくのか心配になるのが親心というものです。

両親と同居するような状況であればよいのですが、仮に子供ができれば育児に携われなくなってしまうおそれがあり、孫が寂しい思いをするのではないかと不安に感じる人は珍しくありません。

さらに、美容師は独立という目標を掲げています。
これは、会社員・公務員という安定した立場で勤めている人にとって、到底受け入れられない条件です。

孫を育てるにせよ、夫婦だけで暮らすにせよ、可愛い自分の子供がつらい思いをすると思えば、黙って見過ごすのは難しいはずです。

そのため、結婚することに拒否反応を示す両親に対し、自分は大丈夫だとアピールすることが必要です。

場合によっては、預金通帳を見せる・結納金を多く包むなど、サラリーマンなら決して求められないような条件を突きつけられるかもしれません。

しかし、あまりに理不尽な条件であれば、成人ならパートナーとの同意さえあれば結婚できるわけですから、二人の幸せを最優先することも一手です。

どちらにせよ、自分の仕事をしっかり理解してもらえるよう、精一杯説明する努力は惜しまないようにしましょう。

副管理人からのメッセージ

美容師という職種は、世間から見ればやや特殊に感じられ、芸能界のような華やかさがあります。しかし、人には見せない舞台裏では、一人ひとりが技術を競い合っています。

だからこそ、美容師が結婚相手を選ぶなら、見た目だけで人を判断・評価しない人を見極める必要があります。皮肉に聞こえるかもしれませんが、本当の姿はヘアスタイルや服装からは分からないものなのです。

美しさの影には、常人の想像を超える努力がある。
できれば、それを理解している人に出会いたいものですね。

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