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愛があれば年の差なんて気にならない?
婚活で男女とも年齢差はどこまで許されるのか
テレビ番組のタイトルにもなった「愛があれば年の差なんて」というフレーズですが、婚活の現場においては年齢差がある程度重要視されています。
一般的に男性は自分よりも若い女性を選ぶ傾向にあり、女性は同い年や自分よりも年上の男性を選ぶ傾向にあるとされています。
結局のところ、お互いを好きになってしまえば年齢はそれほど関係ありませんが、夫婦関係を円満にする要素の一つであることに違いはありません。
今回は、婚活と年の差というテーマから、夫婦の間で年齢差はどこまで許されるのかについて考察していきます。
「年の差婚」を選ぶカップルは増えてきている
※参考アンケート:https://www.p-a.jp/research/report_64.html
婚活支援サービスを展開している株式会社パートナーエージェントのアンケート調査によると、5歳年下の女性ならOKと回答した男性は全体の25.9%、5歳年上の男性ならOKと回答した女性は全体の31.4%に上り、それぞれ年の差という点では最高値を記録しています。
このことから、相手に一定の年の差があっても気にしない年の差婚は、比較的婚活の現場で許容されているものと考えられます。
この傾向を掘り下げて考えてみると、年の差が結婚にそれほど影響を与えないものと判断する背景が見えてきました。
男性は女性に子どもを求め、女性は男性に経済力を求める傾向がある
年上男性×年下女性の組み合わせで考えられる傾向の一つに、男性側が子どもを産める年齢の女性を求めるケースが考えられます。
男性の場合、個人差はあるものの年齢に限らず生殖能力が衰えないという人は珍しくなく、40歳以降の年齢からでも十分子宝は望めます。
一方女性の場合、どうしても出産には年齢的なハードルが存在し、高齢になるほど妊活も大変になりがちです。
そのような事情を勘案し、家庭を築きたいと考える男性が若い女性を求める傾向にあると考えられます。
一方で女性の側は、日本社会において男性以上の稼ぎを実現できるケースは増えてきているものの、まだまだ収入の面では男性が優位な場合が多いようです。
また、子どもを育てたいと考えたとき、夫の稼ぎだけで十分な収入を実現できるかどうかも、判断基準の一つとなっています。
一般的な会社員の場合、男性は年齢に応じて収入が上昇する傾向にありますから、当然女性もそれを見越して年の差を想定します。
こうして、男性は若さ・女性は収入を優先して結婚相手を選ぶという図式が誕生します。
自立した女性を求める男性も増えてきている
現代においては、男性の側が女性よりも少ない収入というケースは珍しくありません。
また、結婚後も共働きするイメージを持っていたり、DINKSを望んでいたりする男性も増えてきています。
昔のことわざにもありますが「年上の女房は金の草鞋を履いてでも探せ」と言うように、男性を立てる・支えるための教養を備えている女性を求める男性は少なくありません。
フランス大統領エマニュエル・マクロン氏の妻、ブリジットさんは24歳差で結婚し有名になりました。
女性からあれこれ口うるさく言われるのは、男性としてもプライドが傷つくものです。
しかし、交際相手に必要なことを言葉を選んで伝えられる年上女性との交際は、自分を成長させてくれると考える男性も多いのです。
向上心の高い男性と一緒になることは、女性にとってもメリットがありますし、何より一緒にいて安心できるはずです。
年下の男性を夫に持つ妻の意見として、自分の意見を素直に受け入れてくれる相手だからこそ一緒になったという声も聞かれます。
結局のところ、お互いに好きで相性が良いと感じれば問題ない
パートナーとの関係は、年齢だけで一概に決まるものではありません。
育ってきた環境や性格の違い、お互いに対して求めることなどによって、自然と関係性が構築されます。
その過程で年齢が問題になるケースはあるものの、結婚において重要なことは、あくまでもお互いの気持ちと相性です。
もちろん、結婚生活を継続するための努力も必要になるでしょう。
婚活において、年齢を最も重要なファクターとして考える人は少数派です。
多くの人がフィーリングや性格などを重視する傾向にあるため、まずは年齢差を意識せず、柔軟に婚活を行いましょう。
男女間における、具体的な年齢の許容範囲とは
年上男性×年下女性、年下男性×年上女性との組み合わせを考えたとき、具体的な年齢の許容範囲というものはどこまで存在するのでしょうか。
芸能人・有名人カップルでの場合、20歳以上の年の差婚は珍しくありませんが、一般人にとっては多少ハードルが高そうです。
そこで、具体的な年齢の許容範囲について、株式会社パートナーエージェントのアンケート結果を紐解いてみたいと思います。
※参考アンケート:https://www.p-a.jp/research/report_64.html
相手が年上の状況を許容できる人の割合
アンケート結果によると、結婚相手が年上の状況を許容できる人の割合は、男性で74.6%・女性で95%と高めの結果になっています。
男性の場合は3~5歳年上を許容する割合は合計で44.5%、女性も55.5%と高い割合です。
6歳以上の年の差を許容できる人の割合は、男性で7.3%・女性で25%となっており、やはり女性の方が比較的年上男性への許容度が強いようです。
ただ、11歳以上の年の差については男性の2.7%・女性の5.9%が許容できるという結果になっているため、年齢差が大きくなるにつれてパーセンテージも低くなるのは男女共通しています。
相手が年下の状況を許容できる人の割合
続いては、結婚相手が年下の状況を許容できる人の割合についてです。
こちらは男性が93.2%・女性が78.6%となっていて、女性側にやや抵抗があるという傾向が見られました。
最も許容できると回答した年齢差は5歳差で、男性は全体の25.9%、女性は全体の20.5%がOKという回答でした。
6歳以上の年の差を許容できる人の割合は、男性で36.4%、女性で7.8%となっており、男性の方が結婚相手が年下という条件における許容範囲が広いものと考えられます。
特徴的だったのは、11歳以上の年の差を許容する割合として、男性が16.8%と高い数値だったのに対し、女性は2.7%と少数派でした。
このことから、男性は年下の女性を、女性はある程度年上の男性を結婚相手に選びたいと考える傾向があると言えそうです。
年上・年下をOKとしたそれぞれの理由
アンケート対象者の意見を見てみると、年上・年下それぞれをOKとする理由は人それぞれで、収入面よりは容姿・性格によって判断するという意見が多かったようです。
10歳以上結婚相手が年上でもよいと答えた人は、やはり女性の割合が多く、頼りになるし甘えられる・自分がおばさんに見られないなどの意見がありました。
男性側からも、大人の女性を求めるという意見が出ており、必ずしも子どもを必要としていない層も一定数存在していることが推察できます。
逆に、10歳以上年下でも大丈夫と回答した人は、男性側が結婚適齢期を気にしていたり、出産できる女性を選んだ結果年下になるというシビアな結果が聞かれました。
女性の側の意見としては、年上の男性には自分以上のものを求めてしまうが、年下であれば少しでも尊敬できるところがあるだけで認められるという回答がありました。
もちろん、そもそも年齢は特段結婚に関係しないという意見も男女問わず多く、価値観や性格を重視する人は一定数存在しています。
婚活においてこの考え方は大切で、年齢で結婚相手を絞るとそれだけ倍率も高くなることが考えられますから、年齢差をあまり深刻に考え過ぎないことが大切です。
年上男性×年下女性の交際の秘訣
男女間の年齢差があると、同い年や近しい年齢間での交際と比較して、世代間のギャップが生じる場合があります。
そのため、交際時はそのギャップを理解し、時に楽しむ余裕を持って相手と向き合う必要があります。
まずは、年上男性×年下女性の交際において、交際を結婚に結びつける秘訣についてご紹介します。
年上の男性側に求められているのは「包容力」
年下の女性が年上の男性に求めるものは、決して年収だけではありません。
一人の女性として男性を見たときに、本当に頼れる存在なのか・信頼できる存在なのかを見極めようとします。
結論から言えば、男性には人生経験も含めた包容力が求められ、結婚相手として尊敬できる点がなければ、女性の側が男性を認めることはありません。
同年代の男性と比較して「頼もしさ」をアピールできるかどうかが、交際を進展させるカギになります。
年下の女性側に求められているのは「素直さ」
年上の男性が年下の女性に求めるものは、ある意味初々しさに近い素直さと言えます。
自然な笑顔や無邪気な言動に、年上の男性は往々にして癒されるものです。
さりげない気遣いをしたり甘えたりするだけでも、相手にとっては嬉しく感じるはずですから、相手のために自分ができることを考えて行動するだけで十分です。
むしろ、変に意識して大人の女性らしく振舞おうとすると、かえってコミュニケーションが取れなくなるケースもあります。
どんな場面においても、今の自分の気持ちに素直になって、相手と接することが大切です。
お互いの本音を見せ合う場面は必要
年上男性は、年下女性をエスコートする立場です。
しかし、デートの都度高級なお店を選ぶようなことをしていると、男性側も女性側も疲れてしまいます。
交際が進展し、カップルの記念日が生まれたりプロポーズを検討したりする以外の場面では、できるだけ普段の姿を見せることを意識して交際することをおすすめします。
高級料亭で懐石料理を食べるより、女一人では入りにくいラーメン店の方が女性のハートをつかめるといったケースは、往々にして存在します。
特に、女性の中にはチェーン店の牛丼を食べたことがないという人も存在します。
男の世界を垣間見ることができるデートスポットを紹介することで、かえって度量の深さを演出できる点は押さえておきましょう。
年下男性×年上女性の交際の秘訣
続いては、年下男性×年下女性の組み合わせにおける交際の秘訣について、いくつかご紹介します。
年上男性が年下女性をエスコートする立場にあった場合とは異なり、女性が年上の場合は一定の自立した姿勢が求められることに注意が必要です。
もちろん、男性の側にも大人としての配慮や姿勢が求められることは、言うまでもありません。
年下の男性側に求められるのは「真摯さ」
年下の男性が年上の女性と交際する際に必要なのは、自分の男としての未熟さを認めた上での真摯さです。
自分が相手を好きだという気持ちを心から伝えることで、相手の気持ちに訴えられます。
真摯さを表現する手段は、言葉や振る舞いだけではありません。
具体的には、仕事の面での成長意欲や、女性の観点を自らの生活に取り入れる度量の深さなどが評価対象となります。
もちろん、何もかも年上の女性に従うわけではなく、女性側の意見を受け入れつつ、自分の意見も相手に伝えることを忘れてはいけません。
お互いを受け入れやすい環境作りに配慮できる年下男性を、年上女性は高く評価することでしょう。
年上の女性側に求められるのは「自立心」
相手が年上であることを知っている年下男性は、その事実を意識する・しないにかかわらず、一定の自立心を年上女性側に求めます。
それは、少なくとも「自分の人生のことは自分で決める」というスタンスを、明確に持っている女性のことです。
経済的自立は絶対の条件ではないものの、一般常識や思いやり、家庭を守るのに必要なたくましさなどは、一人の自立した女性として恥ずかしくない程度のレベルを求められるものと考えておきましょう。
特に、差別意識のない知性を感じられる会話のセンスに、年下男性は魅力を感じます。
年下男性を子ども扱いすることなく、対等な立場として意見を伝える女性に対しては、男性側も素直な気持ちを打ち明けやすくなるでしょう。
年上女性ならではの経験を活かしたアプローチとは
年上女性はどちらかというと、過去に男性からちやほやされてきた経験を持つ人が多いことから、自分から男性に対してアプローチすることに苦手意識を持つ方も多いと思います。
しかし、過去の経験を鑑みて、男性が喜ぶポイントを押さえやすいのも、年上女性ならではの特徴と言えます。
一例を挙げると、あえて交際中の男性についてジャッジを止め、一度一人の人間として相談に乗る・好奇心を持って話を聞く姿勢を見せるだけでも、自分が思っている以上に男性側は魅力を感じます。
自分から話を聞く姿勢を見せるだけでも、すぐに話したがる同年代・年下の女性と比較して、安心感を持つようになるのです。
また、世代差によるギャップが生じたときは、知ったかぶりせず素直に聞いてみましょう。
その回答に対して「ありがとう」と伝えるだけで、男性の心の壁を取り払えるはずです。
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